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ひきこもり・不登校・発達障がい専門の

相談室(カウンセリング)

OFFICE NAKAGAWA代表のなかがわひろかです。

 

 

2011年の2月に生まれ故郷である

兵庫県丹波市に相談室を開設し

学校に行きづらい方や

ひきこもりの方、

発達障がいで悩む方々の

ご相談をお受けしています。

 

 

当初は地元の方の相談が中心でしたが

現在はオンラインを活用し

全国からご相談をお受けしています。

 

 

そんな私が事業を起こすようになった経緯を

ちょっとお話しさせてくださいね♪

 

不登校を経験した中学時代


私自身中学2年生の頃不登校を経験しました。

ある朝学校に行こうと思っても

体が起き上がらない。どうしても玄関を出られない。

そこから不登校が始まりました。

 

 

何がきっかけだったかは今でも漠然としています。

ただ当時の私は何事にも全力投球でした。

部活(バスケ部)でも早い段階で試合に出してもらうようになり

勉強もクラスで上位の成績を取り続けていました。

 

 

後に母親が言うには「いつかパンクするんじゃないかと思っていた」

とのことでした。

 

きっと全力を尽くしすぎ、残りのパワーがすっからかんになって

しまったのでしょう。

 

 

休み出した頃は葛藤の毎日でした。

目が覚めたら何ごともなかった日々に戻れないかな。

そんなことを毎日のように考えていました。

 

 

気持ちが少し切り替わったのは夏休み明けくらいからでしょうか。

無理に学校に行かなければならないと思うことをやめ

休んでいる中でやりたいことをやろうと思い立ちました。

 

 

ギターを弾いたり、ピアノを弾いたり🎹

作曲を始めたのもこの頃でした。

 

 

そうやってのんびりした日々を過ごす中で

学校に対しての思いも少しずつ変わってきました。

そして3年生になったある日。

「行ってみようかな」と思い立ちました。

 

そこからしばし時間はかかりましたが、

ある日久しぶりに学校にいきました。

すごく緊張したのを覚えています。

 

 

それからも順調にいったわけではありませんでしたが

休みを続けながらも、無事に卒業することができました。

 

 

「どうして学校に行けるようになったのですか?」とよく聞かれます。

おそらく「十分に休めたから」だと感じています。

暇を感じられるくらい休んだことで

学校に行けるだけのパワーを再び貯めることができたのだと思います。

 

 

その後入った高校では、気負うことはやめ

のんびりと過ごすことができました。

一度不登校を経験したことで

「気楽に生きる」ことを学べたのだと思います。

頑張りすぎた新入社員時代


高校を無事卒業し、大学に進学しました。

大学生活は楽しかったです。

今でも付き合いのある友達に出会うことができました。

 

 

友人関係は楽しかったのですが

何も考えず大学に進学したので

進路選択に悩みました。

というか働きたくなかったという方が正しいです💦

 

 

就職活動もしたくないし

かといって何もしないわけにもいかない。

そんな中で友達に就職フェアに誘われました。

嫌々行ったのですが、意外な発見がありました。

「あれ?ちょっと面白そうだぞ?」と感じました。

 

 

そこからの2ヶ月は就職活動に邁進しました。

私にとってはそれまで見たことのない世界を見て

とても楽しい時間でした。

活動を続ける中で自分にぴったりの会社に出会え

内定をもらうことができました。

 

 

大学を卒業前にアルバイトで入社し

会社員生活が始まりました。

 

 

仕事は楽しかったです。

決して有能ではありませんでしたが

通常の新入社員には経験できないことを

たくさんさせてもらいました。

 

 

けれどここで自分の悪い癖が出てしまいました。

とにかく頑張りすぎたのです。

休みの日も仕事の勉強をし、心が休まる瞬間がありませんでした。

 

 

ある朝電車に乗ろうとしても乗れなくなりました。

やばいな、そう感じました。その足で心療内科に行きました。

 

 

診断結果は「パニック障害(現在はパニック症)」

 

ショックでした。

仕事は楽しかったし、誰よりも頑張ろうと思っていましたから。

 

 

そこから休職し、結果的に会社は辞めることになりました。

人生最大のショックな出来事でした。

 

 

そこから約2年間療養生活を過ごしました。

体重も96kgまで増え、生活リズムも崩れました。

完全に部屋にひきこもっていたわけではありませんが

ひきこもりに近い状態でした。

そしてあるひきこもりの青年と出会う


療養期間を過ごし、だんだんと元気になってきました。

 

 

そんなある日のこと。

知り合いから連絡を受けました。

 

 

「5年間ひきこもっている子がいる。

その子が大学を受験をしたいといっているから

よかったら勉強を教えてもらえないか?」

大学生の頃に家庭教師を経験していましたが、

大学受験は未経験でした。

不安もありましたが、せっかくのお話だったので引き受けました。

 

 

お母さんから「息子の声を忘れた」と言われるほど

家族の関わりがなく、ひきこもった生活を続けていました。

けれどそんな自分を変えたい。

勉強はスムーズには進みませんでしたが、

勉強を始めて2ヶ月ほどでアルバイトを始めました。

大学を目標にしていましたが、他にやりたいことが見つかり

専門学校に変更しました。

 

 

いろいろなことができるようになった頃に

私から「この辺りで家族とご飯を食べてみたら?」

と言いました。

かなり照れていましたが、

彼は実際に一緒に食べるようになりました。

そしてお母さんと話をするようになりました。

5年ぶりに聞いた我が子の声でした。

 

 

そこからさらに彼は邁進し、

無事に進学を決め、卒業されました。

卒業の際にお手紙を書いてくれましたが

「一番嬉しかったのはお母さんと話ができるようになったこと」と

書いてありました。

 

 

親御さんの力は、何物にも勝る。

そのことを知った瞬間でした。

 

 

この出来事を経験したことがきっかけとなり

「学校に行きづらい子やひきこもり状態にある方の

サポートをすることができないだろうか」と考えました。

 

 

そこで立ち上げたのが不登校やひきこもり専門の家庭教師事業でした。

事業開始


税務署に開業届を出し、本格的に事業として始まりました。

最初は家庭教師を中心にしていましたが

実際はお話をしっかりと聴く必要がありました。

カウンセリングのことを学ばなければならないと感じました。

 

 

産業カウンセラーの資格をとり

公認心理師資格がはじまった際に

国家資格である公認心理師も

取得しました。

 

 

家の中で暴れまくる

親に暴力を振るう

大変な方もいらっしゃいました。

しかしながら、辛抱強く関わり合うことで

大学に進学されるなど

外の世界に出ていくようになられました。

 

 

しかしながら、

10年以上事業をおこなっている中で

変わらない思いがあります。

 

 

子どもたちにとって、親の存在は、本当に大きい

 

 

親子の関係性が再びつながれるように。

そのために日々サポートを続けています。

 

 

私の人生は決して順風満帆だったわけではありません。

たくさん寄り道をしました。

どん底まで落ち込んで、涙したこともあります。

 

 

けれどそんな人間だからこそできることがある。

 

 

そう感じています。

 

 

今日もまた、

一人で苦しんでいる方や

そのご家族のためにできることを

精一杯考えます。

 

きっと真っ暗闇の中で日々もがいている方が

たくさんいらっしゃると思います。

 

 

孤独の中で過ごされている方

もうどうすればいいのかわからない方

 

 

一緒に考えましょう。

 

 

今、この瞬間から、小さな変化は起こっています。

 

 

ちょっと肩の力を抜いて。

 

 

今、この瞬間を生きていきましょう。