良質な睡眠を摂るための6つの方法

睡眠は今日の疲れを癒し、そして明日への活力を回復させる重要なものです。

 

ぐっすりと眠ることで、また元気な一日を送ることができます。

 

しかしながら、この睡眠がうまく摂れないと、身体のバランスが崩れて来ます。

 

日中も眠気が取れなかったり、イライラしたり、集中力が続かなくなったり、また肥満の原因にもなると言われます。

 

されど睡眠とあなどるなかれ、です。

ここではよりよい睡眠を得るための方法をお伝えしていきます。

 



① 無理して「寝よう」としないこと。眠くなってから寝ましょう。


睡眠に悩む方は、「寝ないといけない」という思いを持ちやすいです。

そのことが焦りを産み、そのまま布団の中で何時間も過ごし、

やっと寝たと思ったら外は白染んできて・・・というご経験は誰しもあるでしょう。

 

眠くも無いのに布団に入る必要はありません。

本を読んだり、小さな音でテレビや映画を見たり。

 

次第にだんだん眠たくなってきます。

そうなってから布団に入って眠るようにしましょう。

 

「寝ようと思うな、むしろ『寝まい』と思え。」

というくらいの気持ちが大切です。

 

ただここで気をつけたいのは、パソコンやネットサーフィン、カフェインやアルコールの摂取、タバコや熱いお風呂に入る、などは目を覚醒させる恐れがあります。

眠くなる様な準備をしながら、眠りを待つようにしましょう。

 



② まずは習慣づけ。起きる時間を一定にしましょう


睡眠習慣を見直そうと思ってやってしまいがちなのは、「早く寝よう」とすることです。

 

①でお伝えしたように、就寝は寝ようと思っても寝られるものではありません。

眠くなってから寝るようにしましょう。

 

早く寝るよりも大切なのは、

決まった時間に起きる」ということです。

 

朝4時に寝たとしても、6時なら6時と、まず決まった時間に起きるようにしてみるのです。

 

最初のうちは二度寝してもいいので、

とにかく一度起きてしまうようにしましょう。

 

できれば布団から出て、顔を洗って、太陽の光を浴びましょう。

 

太陽の光を浴びることで「あ、朝だ!起きよう」と「脳」が思うようになります。

 

休みの日も遅くまで寝るのではなく、まず決まった時間に起きるようにします。

 

早ければ一週間もすれば、身体が慣れて来ます。

 

そうすると自然と夜寝る時間も決まってくるようになります。

 

まずは「起きる時間」に重点をおきましょう。

 


③ お昼寝の鉄則は「15時前・20分」


睡眠障害の対応と治療ガイドライン」によると、

お昼寝をするならば、15時前の20分〜30分まで、とされています。

 

これ以上眠ると、夜の睡眠に影響が出て来ると言われます。

 

お昼寝はカフェインの摂取よりも、眠気を覚ますと言われます。

 

どうしても日中眠くなったときは、タイマーをセットして、軽い睡眠を摂るようにしましょう。

 

ベッドに寝てしまうとついつい寝入ってしまいます。

 

机の上に突っ伏せたり、椅子の上で目を閉じたりという「いつでも起きられる状態」での

お昼寝をお勧めします。

 


④ カフェインの摂取を注意する理由は「途中で起きないために」


よく「寝る前にコーヒーを飲んだら寝られなくなる」と言います。

 

コーヒーなどに含まれるカフェインが、眠気を妨げると言われます。

 

ただ、本当に眠気を妨げるまで飲もうとすると、4杯くらいは飲まないといけないようです。

 

1杯程度なら、あまり影響はありません。

 

それでもカフェインの摂取をやめておいた方がいい理由は、途中で目覚めてしまいやすい」からです。

 

「眠気」自体をカフェインが覚ますわけではなく、「長く眠ること」を妨げるのです。

 

また利尿作用も強いので、寝ている途中におしっこにいきたくなりやすくもなります。

 

夜熟睡をするときは、やはりカフェインの摂取は控えましょう。

就寝の4時間前には摂取をやめておきたいところです。

 

ちなみに、お昼寝の前のカフェインはお勧めします。

寝る前に摂っておくことで、長い昼寝を妨げることができるからです。

カフェインの効能はうまく使うようにしましょう。

 


⑤ 悩むよりも「宝くじが当たったとき」のことを考えてみましょう


寝る前にその日あった嫌なことを思い出してしまうと、頭の中が堂々巡りになり、寝付きも悪くなります。

 

なぜ堂々巡りになるかと言うと、私たちの悩みの多くは「他人が関わっている」「まだ起こっていないこと」であることが多いからです。

 

他人が関わっている以上、自分1人ではどうしようもありません。

またまだ起こっていないことは、今後も起こるかどうかは分からないので、考えるだけ不毛です。

 

とはいえ、「何も考えないようにしよう」と思っても、頭の中にはさっきまで悩んでいたことが延々とループします。

 

だからこそ、あえて考えるのです。それも「楽しい」ことを。

 

「宝くじ」に当たったら、何を買おうか、どんな旅行をしようか、どんな家に住もうか・・・

 

そんなことを考えているうちに、すっかり眠ってしまっていることでしょう。

 

悩むのは起きているときに「紙に書いて」「建設的に」悩みましょう。

 

眠る前は幸せな空想に思いを馳せましょう。

 


⑥ 休日もできるだけ起床時間を守りましょう


休日になると「しっかり寝よう」とお昼過ぎまで寝たりすることもあります。

 

その気持ちを否定するつもりはありません。むしろよく分かります。

 

ただ、せっかく作ったリズムを壊してしまうとまた元通り、眠れない身体になってしまいます。

 

1~2時間は誤差の範囲です。

 

そのくらいならば、多少寝過ごしても構いません。

 

その代わりそれ以上眠るのは避けるようにしましょう。

 

眠るよりも、近所を散歩したり、身体を動かすようにしてみましょう。

その方がよほどリフレッシュになり、身体も健康に休ませることができます。

 

あまり細かいことを考え過ぎないことも大切です。


ここまでよりよい睡眠を得るための方法についてお伝えしました。

 

ただ、これらを守ろうと必死になりすぎるのも、またストレスになってしまいます。

 

守れなくても、「まあこんなこともあるさ」と開き直ることも大切です。

 

無理をせずできるところから始めていけばいいのです。

 

人間眠らないと絶対にうまくいかない、というわけではありません。

 

確かに長期間少ない睡眠時間だと身体に異常も来すでしょう。

 

しかしながら一日やそこら寝なくとも人は死にません。

 

どうしても眠れないときだってあります。

そこは割り切るようにしましょう。

 

どうしてもうまく改善されないときは専門家に頼りましょう


とはいえ、あまりに長期に眠れなかったりするのは本当に辛いことです。

 

そんなときは、遠慮せず専門家の門を叩きましょう。

 

睡眠薬が処方されることもありますが、医師もちゃんと考えて処方します。

飲んだからと言って精神に異常を来す、ということはまずありません。

 

副作用等が心配なときは、積極的に医師に確認しながら、服薬するようにしましょう。

 

やめるときも医師と相談してやめるようにしていきましょう。

 

本当に困った時は、医師やカウンセラーが的確なアドバイスをしてくれます。

 

OFFICE NAKAGAWAにおいても、睡眠改善についてのアドバイスをお伝えしています。

 

1人でどうしようもないときは、無理をせず専門家と共に解決を目指しましょう。

 

 

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