ご相談者様の声④

ASD(自閉スペクトラム症)・大学入試対策のご相談

お名前:ふうかさん

ご相談内容:ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんの大学入試対策について

当事業所を知った経緯:ブログ

ご相談開始時のお子さんの年齢:18歳(高校3年生)

ご相談頻度:月に1回程度

Q1.相談期間はいつからいつまででしたか?

大学受験を控えた高校3年生の秋、入試の面接対策の1か月ほどでした。

Q2.相談を受ける前、どのようなことで悩まれていましたか?

ASDでコミュニケーションが苦手。考えていることや思っていることを、

言葉に変換して相手に伝えることが難しかったため、面接試験をどう乗り切るか悩んでいました。

Q.3当事業所に相談を決めたポイントはなんでしたか?

まだASDと診断されていなかった頃に、生きる気力が感じられない様子を相談したのが最初でした。

親の思いや不安に寄り添ってくださり、丁寧なアドバイスをいただいたことが安心と信頼につながり、

「何かあった時はお世話になろう」と決めていました。

Q.4相談を利用され、以前と変わったところはどんなところでしょうか?

本人は、おかげ様で面接も無事に終え、志望校に合格できました。

一方、保護者である私は、「お母さんは子どものマネージャーです」

という一言が大きな救いと方向付けになり、ASDの特性に合わせた息子との向き合い方を、

自分なりに見つけることができました。本当に感謝しております。

Q.5お子さんには何か変化がありましたか?

社会人となった今、学生時代より人とのコミュニケーションが図れるようになったと感じます。

自分の思いを伝えようと努力する姿勢が、見受けられる気がしています。

Q.6当事業所に対し、他にどんなサービスがあったらいいなと思われますか?

近年、発達障害の方の特性に特化した仕事を設ける職場づくりに取り組む人たちがいると聞きます。

また、そういった人たちの特性をわかったうえで採用する職場も増えているようです。

可能ならば、そうした職場とつなぐサービスが生まれればいいなと思います。

カウンセラーなかがわから

ふうかさんのご相談をお受けしたときに感じた印象が「お子さんといい距離感を持たれている」ということでした。べったりされているわけでもなく、お子さんの意思を尊重し、後ろの方からゆったりとサポートされていると感じていました。だからこそ「お母さんはお子さんのマネージャーです」という言葉が出てきました。

親子でちょうどいい距離感を保つのは思いのほか大変です。つきすぎず、離れすぎず。きっとお子さんも心地良い安心感を感じていらしたのではないでしょうか。受け入れられた経験を持つ人は、他者に対して自分を理解してもらうように努力できるようになります。

また職場とつなぐサービスのアイデアもありがとうございます。ありそうでなかなかないものですよね。貴重なご意見ありがとうございました!これからのお子さんとふうかさんのご活躍に期待しています!